2つの時の時空日記:改

2つの時のネタバレ有りの設定とか話とか色々。はてなダイアリーからお引越し。

「正義に分からぬ中立という立場」誕生日記念日企画その3

2月ですよー!今更ですが、2月分のキャラの話をしますよー……!!
記憶と記録が正しければ、2月には5日と10日の誕生日記念日があったはず。
ああ、誕生日の相手間違ってたりしてない……よね?
残念なことに、眠気いっぱいの中書いたのでたぶん……雑。
直そうとか思っていたら完成しそうにないので勢いで投げつけるぜー。






私の名前はスフィ。
光をまとい、邪悪な闇を祓うために生まれた光の意思を継ぐ存在で、人に馴染めるよう小さな獣の姿になっています。
時空王の野望を阻止するために私は立ち上がり、時空王に対抗できる存在の、時間の竜に選ばれた方を探す旅をしています。
確かその方たちは竜の剣を使う者で、竜の剣を持つ竜族の王家はポポロクロイスにいるはずなのですが……

……どうやら私は、ポポロクロイスに向かう途中でどこかに迷い込んでしまったようです。



この水の多さと、生い茂る草……湿原、湿原に違いないです。
ポポロクロイス地方にも湿原があるのは知っていましたが、その湿原とは少し違うような……?
かすかに、魚のような生臭さがあるような気がするのですが……あっ!!!
「グゥヘヘェ……」
「……この生臭さは巨大なモンスターによるものだったのですか……!!」
赤いボディーに白い腹が大きく膨らんでいる、魚のようなモンスター……リッカーに違いないです!
こんなところで巨大モンスターに遭遇してしまうのは、まずいです……。
なぜなら、私が持つこの力は、光の者がいなければ力を増すことはできないため、自分のみの状態では巨大モンスターに勝てるかは分からないのです。
誰か、誰か光の者がいれば……!!


「ちょっと取り込み中のところ、失礼するね」
「あっ……!!」
「ミステリーボンバー設置っと……」
「グゥフグ……?」
「ミステリーボンバー、爆発!」

ドカーン!!ドカカカン!!!
モワワワ……

(煙だけの爆弾……?)
突然私の前に現れた謎の人間は、私とモンスターの間に爆弾を置いたかと思うとすぐに爆発させました。
しかし、攻撃目的ではない爆弾に、この煙は一体……?
「グククフー」
「うんうん、やっぱり君は縄張りから侵入者を追い出したかっただけだったね。でも大丈夫、この侵入者は戦う気は無いみたいだから危害の心配はないよ」
「爆弾の煙で、モンスターが大人しくなった……?」
「そう、これは僕が作ったミステリーボンバーさ。力を抑えたり、心を落ち着かせたりできるのさ。……僕の名前はトコマ。どうやら君は、時空の歪みの影響を受けてしまったらしいね」
「私はスフィです。……えっ、時空の歪み!?」
「ここの湿原に、僕も迷いこんでしまってね。時空の歪みが世界のあちこちで発生しているようなのさ。それはおそらく……」
「時空王のせいです!!」
「そう、君の言う通り、時空王という人物の行動によって起きたことなのさ」
「トコマさんは時空王を知っているのですか!?もしかして、時空軍に酷いことされて……」
「いや、時空王や時空軍は知っているけれど、僕は何もされてない。僕の調査によると時空軍を敵対視している人が多いけれど僕はそう思わない。むしろ興味が湧いていて、一度時空王とお話してみたいと思っているのさ」
「お、お話ですか……!?それは危険です!!闇の者に関わると心や体を闇に奪われてしまいますよ!」
「君は、それを本気で思っているのかい?」
「はい、もちろんです!」
「僕は……そうは思わないかな。闇にも、いい闇と悪い闇があると僕は信じている。時空王や時空軍について色々調べているけれど、時空王は悪い闇にはとても見えないのさ。時空軍で操られていない人は、どうやら軍に入る前はその頃の生活に疑問を抱いていたって、時空軍の人が話していたね……」
「え、えええっ!?じ、時空軍の人と……会話、したのですか?」
「調査のためにね。皆、快く話してくれて、戦いの場ではない時は気を楽にしていたよ。いい調査資料を得られて、あの時は満足だったねー……」

トコマさんは嬉しそうに語り、細い目をさらに細くしていました。

私には、分からない……。
闇は、光を覆ってしまう、この世で一番恐ろしい存在ですよ……!?
その闇に、いい闇と悪い闇があるだなんて、私には全く考えられない。
世界ができた頃から光と闇の戦いは続いていて、私たちのような光の意思と恐るべき存在である闇の意思を継ぐ者を代理として、今日も戦っているのです。
この戦いは、そう簡単に終わらない。
私たちは戦わなければいけないのに、どうしてトコマさんはこんなに気楽なことを考えることができるのでしょうか……?

「ふふ、その顔の様子だと、君は僕の意見に真っ向から反対したい気持ちでいっぱいのようだね?」
「そ……それはもちろんです。だって……」
「光と闇は昔も今も、おそらくこれからも……戦わないといけないから、ね……。それが光の意思デュオンと、闇の意思カオスの心でもあるから、簡単には止まらない。けれどね、僕はその宿命を変えて自分の意思で止めることもできると信じているのさ。僕は光も闇も関係なく共存している世界に、憧れているのさ……。ただ、それだけなのさ」
「そう、ですか……。トコマさんの熱意は伝わりましたが、やっぱり私には理解できないです……」
「それでいいのさ。それが君の意思なのだから、僕が捻じ曲げることはしないのさ。……さあ、スフィ。時空の歪みがポポロクロイスに連れてってくれるらしいから、一緒に行くのさ」
ポポロクロイス……!?」
「そう、僕の次の目的地でもあるのさ。おそらく君も、目的は違えどポポロクロイスを目指していたのだろう?」
「ど、どうしてわかったのですか……?」
「僕の長年の調査による勘と、時空王や時空軍、その時空王に対抗しようとする人が集まりつつあるという分析によるからなのさ」
「す……すごいです!トコマさんはよくわからない人ですが、すごいです!……確かに、今回の戦いはポポロクロイスを中心に行われるという予言があるのです……!」
「ありがとう。僕の勘と分析は正しいのが分かって安心したよ。さあさ、歪みが消えない間に、あの霧の中へ!」
「は……はい!!」
「いつか、どこかでまた会おう!」
シュピン!!

トコマさんは一足先に霧の奥へと走っていき、時空の歪みの向こう側へと向かっていきました。
私も、その後を追って霧の奥へと向かいます。
…………。

……ポポロクロイス!間違いありません、ポポロクロイスに着きました、私!
トコマさんはどこかへと行ってしまったのか、歪みの先が別の場所だったのかは分かりませんが、私の近くにはいませんでした。
でも、トコマさんが言っていたように、またどこかで会えると私も思っています。
……それまでに、私も私の考えを、もっとしっかり持たないと、です。
闇を祓うために、私がいる……とだけ思っていた考えを自分なりに、理由を見つけていきたいです。

私は――――






ということで、ここまでです!
公式側であるリッカーも出たよ!
ポポロ1では幽霊船でのボスとしていて、ポポローグでは湿原に出現する一般モンスターです。
リッカーの見た目のインパクト含めて、好きよ。

今、ものすごく眠くてよく分からない感じですが、トコマは中立キャラなのでこんな感じになりました。
トコマは謎キャラでいたらいいなーと思ってます。それゆえ、年も性別も未だに不明のままです。
スフィは冒頭で書いたように、人間ではないです。なんかこう、本当はちょっとすごい存在。でも光の意思を持つ者が協力しないとどうしようもない。


あー、これ、寝た後に起きて、読み返したら自分で「?????」ってなるパターンかもですね。
そうなったらおそらく誰にも伝わってない話になっております、すみません……。
直せたら、直したいけど、どうなることやら。